匿名評価
投稿日:2025/10/20
最近、久しぶりにアジアンエステに行ってみた。
仕事の疲れを癒したいというよりは、「昔行ったお店みたいな雰囲気がまだ残っているかな」という軽い好奇心からだった。
しかし、今回の体験は想像以上に不思議で、ある意味“忘れられない”アジアンエステ体験となった。
訪れたのは住宅街の一角にあるマンション型の店舗。
駅からは少し離れており、外観は普通の民家のようで、看板なども一切なし。
地図を頼りに近くまで行っても場所が分かりづらく、電話で道を聞きながらようやく到着した。
受付の対応をしてくれたのは、落ち着いた声の女性。日本語は通じるものの、説明がとにかく曖昧。
「コースあります」「すぐ来れます」などの短い言葉だけで、内容や料金の説明はほとんどなかった。
ドアを開けると、案内してくれたのはセラピストの“ちゃいな”さん。
年齢はおそらく50代前半くらいだろう。
柔らかい笑顔と穏やかな口調で迎えてくれたが、全体的に落ち着いた雰囲気というよりも、どこか“生活感のあるおばさん”という印象。
アジアンエステというより、まるで知り合いの家に来たような空気感だった。
部屋の中は、古い家具が並び、照明もやや暗め。
香りづけなどもされておらず、いわゆる「癒しの空間」とは少し違った。
シーツや枕も長く使われているようで、清潔感には欠ける。
それでも「まぁ、これもアジアンエステらしい味かもしれない」と自分に言い聞かせながら、施術を受ける準備を進めた。
しかしここで驚きが。
シャワーを使おうとすると、「シャワー使えません」と一言。
さらに「声出さないでね」と釘を刺された。
最初は冗談かと思ったが、どうやら本気らしい。
正直、戸惑いを隠せなかった。
施術が始まる前に、帽子のようなものを急に被せられたのも驚きだった。
何の説明もなく、ただ「サービス上手」「気持ちいよ」と繰り返すだけ。
こちらが何か質問しても、返ってくるのはその二言だけで、会話らしい会話にはならない。
言葉が通じているのに、内容がまるで噛み合わないという奇妙な状況。
施術はというと、いわゆる“マッサージ”とは呼べないほど簡素な内容だった。
強弱の調整もなく、ほとんど触れる程度の軽いタッチ。
最初に期待していたアジアンエステ特有のツボ押しや指圧の技術はまったく感じられなかった。
むしろ「これ、本当に施術なのか?」と何度も思うほどである。
途中からは、彼女が独自のテンポで進めていくが、何の説明もなく淡々と進行。
リラックスどころか、どう対応していいか分からず終始戸惑っていた。
時間の感覚も曖昧で、コースの分数すら不明。
時計を見る限り、かなり短時間で終わったように思う。
一連の流れが終わったあと、「終わりね」とだけ告げられた。
支払い後のアフターサービスやお茶などもなく、早々に退出を促される。
すべてが淡々としており、まるで“用件を済ませるだけ”のような接客。
部屋を出た瞬間、正直なところ「これでこの料金か…」という思いがこみ上げてきた。
コース料金の説明がなかったのも不満だが、サービス内容があまりにも乏しい。
アジアンエステというより、ただの古い民家で不思議な儀式を受けたような体験だった。
それでも一応、ちゃいなさんなりに一生懸命やっている様子は感じ取れた。
彼女の笑顔や言葉のトーンには優しさがあり、悪意があるわけではない。
ただ、全体的にシステムがあまりにも曖昧で、清潔感・安心感・技術面のどれを取っても満足できるレベルではなかった。
今回のアジアンエステ体験を一言で表すなら、「独特すぎる」。
リラクゼーションを求めて行く人には絶対におすすめできない。
しかし、あえて言うなら“読書目的の人”――つまり静かな時間を求める人、何も期待せずただ雰囲気だけを楽しみたい人には向いているかもしれない。
総評としては、残念ながら再訪はない。
だが、アジアンエステの世界にはこうした“個性派店舗”も存在するのだと改めて知る機会にはなった。
次に行くときは、しっかり口コミや評判を確認し、安心して癒されるお店を選びたいと思う。
© 2020 アジアンエステの口コミ・ランキング情報【エステログ】